数年ぶりにアクアリウムを始めました。
pHとKHの値でCO2濃度が計算出来るのですが、購入した試験紙のKHの単位がアメリカ硬度のmg/Lでして……ドイツ度に変換したくて自動変換Webアプリを(雑に)作りました。
入力欄には数字を、例えば40mg/Lであれば「40」と、2°dHであれば「2」と半角数字で入力してプルダウンから変換方向を選択してボタンを押せば計測完了です。
そもそもKHとは?
他のアクアリウム専門サイトにたくさん情報があるので簡単に記載しておきます。
KH(炭酸塩硬度)とは、水中に含まれる炭酸塩や重炭酸塩の濃度を表す指標で、水の「アルカリ度」や「緩衝能」を示します。具体的には、水中のカルシウムやマグネシウムが炭酸塩や重炭酸塩と結びついている量を測定します。pH(ピーエイチ。昔はペーハーって言っていたのですが……)を安定させたり水質管理の基準値になったりします。
KHがなぜ重要なのかというと、水のpHを安定させる役割があるんですね。KHが高いと、酸やアルカリが加わってもpHが急激に変動しにくくなります。逆にKHが低いと、pHが不安定になりやすく、魚や水草にストレスを与えることがあります。なので魚や水草の健康のためにもKHが必要不可欠なんですね。あとKHが高すぎるとコケが繁殖しやすくなるんです……
KHの単位
炭酸塩硬度の単位はアメリカ硬度とドイツ硬度の2種類があり、少々面食らうこともあるでしょう。試験紙で30って出たけど、ググると4ぐらいが適正って書いてあったりします。KHには2パターンの表記法があって、日本のアクアリウムでメジャーなのはドイツ硬度の方ですね。アメリカ硬度は専門的な研究分野で使われることが多いらしいです。
ドイツ硬度:°dH(よくdKHとかdHとか見かけますが、Wikipedia情報だと°dHが正確っぽいです)
アメリカ硬度:mg/L, ppm
試験紙で値が想像と全然違う方はこのツールでドイツ硬度に変換してみてください。
適切なKHの値もまとめておきます
淡水水槽: 通常、3~8dKH(50~140 mg/L)が適切とされます。2~7dKHであれば、市販の水草の97%を育てることができる(「引用:『THE 2HR AQUARIST JAPAN』」)ようです。海水については知識外なので割愛します。
近い内にCO2濃度を自動計算するツールも作っておきますね。というか一括でCO2濃度が出るやつが便利そうです。
アクアリウム関連のWebページを徘徊してみたんですが、ほとんどWeb最適化されてなくて拍子抜けしました。こういうツールいっぱいあるのかと思いましたが意外とないんですね……ふふ、これは狙い目!