【JavaScirpt】DOM要素の指定方法まとめ

JavaScript

JavaScriptでDOM(Document Object Model)要素を指定する方法にはいくつかありますが、代表的な方法を以下に紹介します。

(1)getElementById()メソッドを使用する方法

document.getElementById("要素のID")

要素のID属性に指定された値を引数に指定することで、その要素を取得することができます。

(2)getElementsByClassName()メソッドを使用する方法

document.getElementsByClassName("クラス名")

要素のclass属性に指定された値を引数に指定することで、そのクラスに属する要素を全て取得することができます。

(3)getElementsByTagName()メソッドを使用する方法

document.getElementsByTagName("タグ名")

指定されたタグ名に該当する要素を全て取得することができます。

(4)querySelector()メソッドを使用する方法

document.querySelector("CSSセレクター")

CSSセレクターを指定することで、該当する要素のうち最初にマッチする要素を取得することができます。

(5)querySelectorAll()メソッドを使用する方法

document.querySelectorAll("CSSセレクター")

CSSセレクターを指定することで、該当する要素全てを取得することができます。

これらのメソッドを組み合わせることで、より高度なDOM要素の指定が可能になります。

getElementById()について

getElementById()は、DOM(Document Object Model)でID属性によって指定された要素を取得するためのJavaScriptのメソッドです。このメソッドは、documentオブジェクトに属するメソッドの1つであり、HTML文書内の任意の要素を取得することができます。

getElementById()の使い方は以下の通りです。

document.getElementById(id);

ここで、idは検索する要素のID属性の値を指定します。指定されたID属性を持つ最初の要素が返されます。指定されたID属性を持つ要素が存在しない場合は、nullが返されます。

getElementsByClassName()について

getElementsByClassName()メソッドは、DOMでclass属性によって指定された要素を取得するためのメソッドです。このメソッドは、documentオブジェクトに属するメソッドの1つであり、HTML文書内の任意の要素を取得することができます。

getElementsByClassName()の使い方は以下の通りです。

document.getElementsByClassName(className);

ここで、classNameは検索する要素のclass属性の値を指定します。指定されたclass属性を持つ全ての要素が取得されますgetElementByIdと違って、getElements」ですからね!)。取得された要素は、HTMLコレクションと呼ばれる配列のようなオブジェクトに格納されます。

以下は、例としてHTML文書内のclass属性が”myClass“である要素を取得する方法です。

<div class="myClass">Hello, World!</div>
<div class="myClass">This is an example of getElementsByClassName method.</div>

<script>
var elements = document.getElementsByClassName("myClass");
console.log(elements);
</script>

上記の例では、getElementsByClassName()メソッドによって、class属性が”myClass“の要素を取得しています。取得した要素は、変数”elements“に代入され、その値がconsole.logで出力されます。取得された要素は、HTMLコレクションに格納されているため、ループを使用して個々の要素にアクセスすることができます。

getElementsByClassName()メソッドは、複数の要素を取得するための便利なメソッドであり、JavaScriptでDOM要素を取得する際に頻繁に使用されます。ただし、class属性が重複している場合、このメソッドを使用して取得した要素は、HTMLコレクションに順序付けられて返されることに留意する必要があります。

getElementsByTagName()について

getElementsByTagName()の使い方は以下の通りです。

document.getElementsByTagName(tagName);

ここで、tagNameは検索する要素のタグ名を指定します。指定されたタグ名を持つ全ての要素が取得されます。取得された要素は、HTMLコレクションと呼ばれる配列のようなオブジェクトに格納されます。

以下は、例としてHTML文書内のh1要素を取得する方法です。

<h1>Heading 1</h1>
<p>This is a paragraph.</p>

<script>
var headings = document.getElementsByTagName("h1");
console.log(headings);
</script>

上記の例では、getElementsByTagName()メソッドによって、h1要素を取得しています。取得した要素は、変数”headings“に代入され、その値がconsole.logで出力されます。取得された要素は、HTMLコレクションに格納されているため、ループを使用して個々の要素にアクセスすることができます。

getElementsByTagName()メソッドは、複数の要素を取得するための便利なメソッドであり、JavaScriptでDOM要素を取得する際に頻繁に使用されます。ただし、同じタグ名を持つ要素が複数存在する場合、このメソッドを使用して取得した要素は、HTMLコレクションに順序付けられて返されることに注意が必要です。

querySelector()について

querySelector()の使い方は以下の通りです。

document.querySelector(selector);

ここで、selectorはCSSセレクターを指定します。指定されたセレクターに一致する最初の要素が取得されます

以下は、例としてHTML文書内のid属性が”myElement“である要素を取得する方法です。

<div id="myElement">Hello, World!</div>
<div class="myClass">This is an example of querySelector method.</div>

<script>
var element = document.querySelector("#myElement");
console.log(element);
</script>

上記の例では、querySelector()メソッドによって、id属性が”myElement“の要素を取得しています。取得した要素は、変数”element“に代入され、その値がconsole.logで出力されます。

querySelector()メソッドは、CSSセレクターを使用するため、要素をより柔軟に検索することができます。たとえば、class属性、属性値、階層構造などを使用して要素を指定することができます。また、querySelectorAll()メソッドを使用すると、指定されたCSSセレクターに一致する全ての要素を取得することができます。

querySelectorAll()について

querySelectorAll()メソッドの使い方は以下の通りです。

document.querySelectorAll(selector);

ここで、selectorはCSSセレクターを指定します。指定されたセレクターに一致する全ての要素が取得されます。取得された要素は、NodeListオブジェクトに格納されます

以下は、例としてHTML文書内のclass属性が”myClass“である要素を取得する方法です。

<div class="myClass">Hello, World!</div>
<p class="myClass">This is an example of querySelectorAll method.</p>

<script>
var elements = document.querySelectorAll(".myClass");
console.log(elements);
</script>

上記の例では、querySelectorAll()メソッドによって、class属性が”myClass“の要素を取得しています。取得した要素は、NodeListオブジェクトに格納され、変数”elements“に代入されます。その値がconsole.logで出力されます。

querySelectorAll()メソッドは、CSSセレクターを使用するため、要素をより柔軟に検索することができます。また、取得したNodeListオブジェクトをforループで繰り返して、個々の要素にアクセスすることができます。

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