※諸説あり
「歩きスマホをしている人って、実際どれくらいいるの?」という素朴な疑問に、公的な調査データでお答えします。 NTTドコモ モバイル社会研究所、電気通信事業者協会(TCA)などの実施している調査結果をもとに、 年代別・性別・都市規模別の実施率をまとめました。
NTTドコモ モバイル社会研究所が2024年1月に実施した「2024年一般向けモバイル動向調査」(全国15〜79歳のスマホ利用者、有効回答6,305人)によると、 歩きスマホを行っている人は全国で約5割にのぼり、2023年の前回調査と比べて2ポイント増加しています。 また、この調査では「食事中のスマホ利用」もあわせて調査されており、歩きスマホをしている人のうち約8割が食事中にもスマホを使っている実態が明らかになっています。
出典:NTTドコモ モバイル社会研究所「歩きスマホをしている人は食事中にスマホを使っていることが多い:歩きスマホをしている人の約8割」(2024年6月27日、2024年一般向けモバイル動向調査) https://www.moba-ken.jp/project/lifestyle/20240627.html
同レポートでは性別・年代別の分析も行われており、男性の方が「歩きスマホをしながら食事中もスマホを使う」割合が女性より8ポイント高いことが分かっています。 また、年代別では10代〜20代でその重複利用の割合が最も高く約6割にのぼる一方、60代〜70代のシニア層でも2割前後が同様の傾向を示しており、 歩きスマホが特定の若年層だけの問題ではないことがうかがえます。
出典:NTTドコモ モバイル社会研究所「歩きスマホをしている人は食事中にスマホを使っていることが多い:歩きスマホをしている人の約8割」(2024年6月27日) https://www.moba-ken.jp/project/lifestyle/20240627.html
2023年1月実施の「2023年一般向けモバイル動向調査」(全国15〜79歳男女、有効回答6,559人)では、歩きスマホを行っているかどうかを性年代別に調査した結果、 全体では4割超が歩きスマホを行っていることが判明しました。若年層ほど割合が高く、男女とも10代〜20代では6割を超える人が歩きスマホをしていると回答しています。 一方、高年層では割合が低く、男性70代および女性60代〜70代では歩きスマホをする人が3割以下にとどまっています。
出典:NTTドコモ モバイル社会研究所「10代~20代の6割超が歩きスマホをする・大都市のほうが歩きスマホをする割合が高い」(2023年9月6日、2023年一般向けモバイル動向調査) https://www.moba-ken.jp/project/lifestyle/20230906.html
都市規模別の分析では、「特別区・政令指定都市」といった大都市圏で歩きスマホをする人の割合が高い傾向がみられました。 10代〜30代および40代〜50代では、大都市圏とそれ以外の地域で歩きスマホ実施率に10ポイント程度の差があり、 特に10代〜30代の大都市圏居住者では約7割が歩きスマホをしていると回答しています。
出典:NTTドコモ モバイル社会研究所「10代~20代の6割超が歩きスマホをする・大都市のほうが歩きスマホをする割合が高い」(2023年9月6日) https://www.moba-ken.jp/project/lifestyle/20230906.html
平日の主な移動手段別に見ると、鉄道・電車・バスなどの公共交通機関を主に利用する人は歩きスマホをしている割合が高く、半数以上が該当しました。 一方、自家用車やバイク・自転車、徒歩などで移動することが多い人の歩きスマホ実施率は4割程度にとどまっています。 また、「スマホが常に身の回りにないと困る」と回答した人ほど歩きスマホをしている割合が高く、そうでない人(約3割)との間に差が見られました。
出典:NTTドコモ モバイル社会研究所「10代~20代の6割超が歩きスマホをする・大都市のほうが歩きスマホをする割合が高い」(2023年9月6日) https://www.moba-ken.jp/project/lifestyle/20230906.html
MMD研究所が2015年10月に実施した「歩きスマホに関する実態調査」(スマートフォンを所有する20歳以上の男女647人が対象)では、 「日常的に操作している」(8.7%)と「時々操作している」(23.6%)を合わせた歩きスマホの実施率は32.3%でした。 一方で「経験がある」人は73.7%にのぼり、20代・30代では半数以上が歩きスマホをしていると回答しています。 また、歩きスマホをしていてぶつかった・怪我をした経験がある人は21.6%で、前年度より4.1ポイント増加していました。
出典:MMD研究所「2015年歩きスマホに関する実態調査」(2015年10月30日〜31日実施、有効回答647人) https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1504.html
MMD研究所「2022年スマホ依存と歩きスマホに関する定点調査」によると、歩きスマホへの危険意識がある人は90.9%と依然として高い水準ながら、 2019年と比較すると5.7ポイント減少しており、年々低下傾向にあることが分かっています。 また、歩きスマホの規制が必要と回答した人は68.5%にのぼり、規制のあり方については「規制する法律があったらいい」との回答が59.3%で最多でした。
出典:MMD研究所「2022年スマホ依存と歩きスマホに関する定点調査」 https://mmdlabo.jp/investigation/detail_2131.html
ここまで読んで、歩きスマホの危うさに少しでも共感していただけたなら、それだけで十分です。 下のボタンを押すと、その気持ちが「顔を上げる宣言数」として1カウント加算されます。 大きな決意でなくて構いません。まずはワンクリックで、賛同の意思をお寄せください。
今日から、顔を上げる。
「歩きスマホをしている人は約5割」——この数字を聞いて、多いと感じるか、意外と少ないと感じるかは人それぞれかもしれません。 しかし裏を返せば、街を歩く2人に1人はスマホの画面を見ながら歩いた経験がある、ということでもあります。
特に興味深いのは、危険性を感じている人が9割を超えているにもかかわらず、その意識は年々低下傾向にあるという調査結果です。 「わかっているけど、つい」という状態が、社会全体で少しずつ広がっているのかもしれません。 プロジェクトとしては、この"わかっているけど、つい"の部分にこそ働きかけていきたいと考えています。